ステディワークス シンボルマーク
修理は涙が出るほど大変だが、何故か憎めないポリモーグ

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修理・メンテナンス工程

AKAI AX80 内部写真 新品のアセンブルと変わらぬ作業がもたらすもの

お預かりした商品は、外部からでは判らない内部の状態も適切に把握するため、弊社では可能な限り分解し・調査致します(分解組立時にネジ山やネジ穴破損を防ぐため、よほど錆等での固着がない限り電動工具は使用しません)。
この作業の過程で、お困りの症状以外にもお客様が気づけなかった不具合や、近い将来発生しうる不具合に対する予防が可能となります。
以下に、お客様よりお預かりした後のメンテナンス手順を説明致します。


メンテナンス工程

検品・故障調査・お見積もり(現状を正しく把握)

まず輸送での破損がないことを確認し、それから付属品やキズの状態をチェックします。この時点で不自然な点があった場合は、速やかにお客様へのご連絡を差し上げます。
お客様からの依頼書を確認しながら、故障箇所の特定や、その他の不具合等々を確認し、オプションメンテナンスをプラスしたカルテを作成します。
カルテが完成しましたら最終的なお見積もりをお客様にご提示します。
カルテのメンテナンス内容およびお見積もりにご了解頂けましたら、実際にメンテナンスの開始です。
KORG POLYSIX 修理前検品

分解・清掃(手を触れないところもきれいに)

外装の清掃はもちろんですが、クリーンな環境でも年数が経つと思いのほかホコリが内部に蓄積するものです。本体を分解するにあたり、まずは内部清掃が必要となります。
特に鍵盤の隙間やフロッピードライブ、特に空冷ファンがあるタイプでは多くのホコリが内部に侵入します。
普段、手を触れないところこそきれいにすることが大切だと考えております。
KORG POLYSIX 分解

故障箇所修理・予防対策(将来の不安を少しでもなくすために)

電子的な故障箇所の修理はもちろんですが、それ以外にも将来的な不安材料はできるだけ早い段階で解消しておくことが大切です。
特に80年代以降ではコストダウンのため、定格ぎりぎりのパーツが使われることも多く、これが原因で本来の寿命を全うする前に故障してしまうこともあります。
弊社ではサービスマニュアルや実機上の回路から、不安と思われる箇所を特定し予防プランとしてご提案致します。
KORG POLYSIX 基板補修

接点不良対策(現時点でとりえる最善の対策を)

汎用的なボタン式のスイッチであれば交換することで問題は解消できますが、入手困難な金属接点やゴム接点などの場合、接点復活作業が重要となります。
ゴム接点の場合、通常の洗浄でも改善しない時は導電性塗料による修復を行います。 金属接点の場合、まず独自にブレンドした接点復活剤による修復を試みます。 ここで改善しない場合、代替品があれば交換しますが、それが困難な場合は再メッキによる修復を行います。
KORG POLYSIX キー接点復活

洗浄・ポリッシング・タッチアップ(所有する喜びのために〜オプショナル)

特に手を触れることが多い部分〜例えば鍵盤やボタン類は、分解したのち、素材を傷めない洗浄剤を用いて、1つずつ丁寧に水洗い洗浄します。 これにより、普段目にしない鍵盤裏などは、新品時でも清掃されていないことが大半ですので、新品当時よりもきれいになることもあります。
鍵盤においては、打鍵によるスクラッチが多くついてしまい、使う気持ちがスポイルされてしまうこともありますが、このようなケースにはポリッシングが有効です。
またネジ類のサビ、フロントパネル上の目立つ傷などは、できるだけ元色に近い色にてタッチアップを行います。
その他ご希望によりウッド関連の補修や破損・欠落パーツ補修・作成など、オーダーメイドによる各種補修が可能です。
KORG POLYSIX 鍵盤分解・洗浄

オリジナルにない付加価値の実現

これまでにサービスメニューとして実現できたモディファイは、Roland TR-606、TR-808およびHammond DPM-48の各MIDI化、KORG POLYSIXおよびPOLY61のスーパーバンク化がございます。
これからもお客様のニーズを実現できるサービスを提供致します。
Roland TR-808 オリジナルMIDIキット

仕上げ・最終動作確認・お届け(お客様に無事お届けするまでが仕事)

全ての作業が終了したら、エージングを兼ね最終的な動作確認を行います。
そしてメンテナンス後、最終的な機器の状態をカルテに反映し、商品に同梱してお送り致します。
その際も運送会社による不用意な輸送事故を誘発しないためにも、ドライバーに対して極めて重要なお品であることが一目で判る様、様々な工夫をしております。
KORG POLYSIX メンテナンス完了



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